オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

発見!しごと偉人伝起業家という生き方 著者 小堂敏朗 谷 隆一

世の中で、第一線で活躍している起業家たち。どの様にして成り上がっていったのだろうかが興味があります。そんな思いで、手に取った書籍が

【発見!しごと偉人伝起業家という生き方】

まず、はじめに読んだ感想からさせてもらいます。この本の中で、成功した起業家たちは決して、ただ単に金儲けをしてお金持ちになろうとしていない。人のために、役立つ物を作りたいであったり、人が喜び、幸せに感じるようなサービスを提供したいだとかが、まず一番にきているということです。 “企業は人なり” という、有名な言葉があります。働いている従業員を大切にし、優秀な社員を育てるということ。

そんな思いで歩んできた起業家たちの生きざまを、この本を読んで深い感銘を受けました。

 

本に紹介されていた人物は、7名でした。わたくし、聞いたことがあるのは、2名ほどです。しかし、企業名は全て聞いたことのある会社です。ビジネスのすべての生みの親たち、とても空前絶後です。

 

1. 働く人を大切にし、やる気を引き出す

松下幸之助

起業家 • パナソニック創業者

 

生き方に学ぶポイント

社会の一員であることを自覚し、使命感をもつ

 

2.だれもやってないことへの挑戦

井深 大  盛田 昭

起業家 • ソニー創業者

 

生き方に学ぶポイント

市場の動向を気にせず、自分のやりたいことを貫いた

 

3.苦難が続いても、すべてを失っても

安藤百福

起業家 • 日清食品創業者

 

生き方に学ぶポイント

「食こそが世界を平和にする」という明確な理念

 

4.「クロネコ宅急便」を生み出した発想

小倉 昌男

経営者 • ヤマト運輸

 

生き方に学ぶポイント

優れたサービスは、お客様がしてほしいと思うことをする

 

5.「不思議な石ころ」電子部品を開発

村田 昭

経営者 • 村田製作所

 

生き方に学ぶポイント

仕事を通じて知識と能力を身につけていった

 

6.新しい分野にいどむベンチャー精神

江副浩正

起業家 • リクルート創業者 

 

生き方に学ぶポイント

失敗を恐れず、社会にない新しいサービスを生み出した

 

7.宇宙に衝撃を与える仕事を

スティーブ•ジョブズ

起業家 • アップル創業者

 

生き方に学ぶポイント

今日が最後の日だと考えて、決断する

 

ずらっと並ぶそうそうたる起業家、経営者たちです。彼らは、貪欲であり失敗を恐れない。仕事に対する情熱と強い向上心。己の信念を貫く。

ひたむきに貪欲に、そしてがむしゃらに!ジャスティス!

まだ学ぶことは盛り沢山!山の如し!

 

 


読書日記ランキング

カイジ「命より重い!」お金の話 著者 木暮太一

ヤングマガジンで大人気連載中の漫画「カイジ」その中で、カイジの宿敵利根川幸雄がカイジたちに、いい放った言葉がこれです。

「金は命より重い!」

本書のタイトルでもあり、カイジの中でも超有名なセリフです。このカイジという漫画は、経済ジャーナリストやビジネス書をたくさん出している著者の中でも、親しまれています。それほど質のいい漫画だと、感じています。そして、それらの著者たちは言います。カイジを読めばお金のとらえ方が少し勉強になると。この本もカイジを通じてお金のことを学ぼうという本です。

日本の企業では、これまで給料はこう決まっていた。必要経費方式+生涯保障型 いわゆる終身雇用 

他の経済書でも同じこといってます。高度成長期バブルの頃の日本の主流がそうでした。しかし今は非正規雇用が増えてきている。なので個人が会社にできるだけ依存せずに、自分自身の力を身につけようということ。それは、お金の知識 マネーリテラシーをつけましょうと、そういうことが書かれております。詳しく書くと、とてつもなく長くなるので気になったワードをざくっとチョイスっす。

 

人間の欲は底なしなので、コントロールしないとお金を限りなく使ってしまうということ とか

お金の知識がない人間が、宝くじで当選して大金を手に入れても不幸になる人がけっこういるということ とか

将来のリターンが望めないものは投資ではなく消費ということ とか

宝くじはリターンの悪い、期待値の低い最低のギャンブルということ とか

うまい話は経済的にありえない、儲かる話が自分に運ばれてきた時には、もう遅いこと とか

リターンが大きいのはリスクが高いということ とか

一円当たりの満足度が高いものを買うということ とか

 

ざわざわ

詳しくは本書で

 

我々が受けた義務教育は、経済とお金の教育に関して、大変におろそかです。はっきり言ってしまえば、詳しく教わっておりません。なので、そのまま社会に放り出されたもんだから、私はカイジのようにお金に振り回されまくりました。振り回されない為にも、正しい知識がいるように思います。既に、カイジを読んだ方がお金の事についての勉強をするには、わかりやすくていいと思います。読んでいない人は漫画カイジと併用して読むのもありでしょう。要所要所に、原作の漫画が織り込まれています。

余談ですが、現在週刊連載しているカイジも毎週欠かさず読んでいます。連載の方は人生についてと、生きることがテーマになっているような気がします。スピンオフの中間管理職トネガワも大好きで読んでおります。両作品の今後の展開も期待しております。

 

 

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人間らしく働き続ける5つのスキル人工知能に負けない脳 著者 茂木健一郎

前回に引き続き、人工知能の本です。今回のこの本は、脳のメカニズムが、どうのこうのではなくて、どっちかというと感覚、感性系のお話しだと感じました。著者は脳科学者なので説得力はあります。

 

前回に書評した本でコンピューターで「脳」がつくれるか 著者 五木田和也の中で書かれていました。人間の知能を超えられたら、雇用がなくなったり、人工知能に支配されたりする疑問についてです。少し話題になっている2045年問題、それはコンピューター技術が今のスピードで発達し続けると、ある時点で人類の知能を越える究極の人工知能コンピュータが生まれるとのことです。これが今から約30年後の2045年と予測されてるらしいです。技術特異点【シンギュラリティ】って言うんですって。

もし、この様な事態の時代になったとき何をどう人間は磨きをかけておくか?これが本書の王道テーマです。

それは

コミュニケーション

身体性

発想、アイデア

直感、センス

イノベーション

これらを磨きをかけて、いくことが人工知能を生き抜く大きな武器になるんですって。

本の冒頭で、語られていましたが、これがこの本の王道テーマ5つです。

 

人間のもつ感情の豊かさ、感情の面では人工知能には勝っています。

人工知能と人工生命っていうものは、全く別ジャンルらしいです。

人工生命は人間やコンピュータによって設計、作成された生命のこと。

人工生命は進化をすれば、欲望をもつことができる。ただ、人工生命の研究は進んでいないし、ミミズ1匹ですら人工生命を作りだすことができないらしいです。

現段階では、欲望や目標を持ったり、意思決定すること人工知能ではできないみたいです。

 

人工知能に負けないスキルは、以下の文が挙げられる。

知識や教育、肩書き組織に依存しない

不特定多数の人と自由にコミュニケーションする

身体性を向上させる

コミュニケーション力

コミュニケーションは、人間にしかできない必要な能力で、人間の脳でしか伸ばすことができないスキルとのことです。

 

この本を読んで、初めて見る言葉もありました。それは、ミラーニューロン という言葉です。

自分の性格を映し出す鏡というのはミラーニューロンといって脳の前頭葉神経細胞として存在している。それは自分の性格を映し出す鏡みたいなものらしいです。

他人の行動をみてそれが鏡に映った自分の行動であるかのように反応してしまうというもので、いわば「他人が自分の心の鏡」の存在となるということです。

その効果で、他人から指摘を受けることにより、自分の性格を把握できることができる。

自分の長所と短所も把握しやすくなるという事らしいです。

 

本の最初から、最後まで一貫して、いいたいのは個性的という感覚こそが人間の大きな魅力であるということを、言いたいたいんじゃないのかと思いました。それこそが、人工知能に超えられない感覚であると。

 

 


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コンピューターで「脳」がつくれるか 著者 五木田和也

最近よく耳にするようになってきた“人工知能”という言葉。関東の方の建築業者が、材料を運搬する人工知能ロボットを導入したとか。医療で人が見つけるのに苦労する病原体を、あっさりみつけたとか。プロの将棋士に勝ったりとか。

はたして現段階でどれ程人工知能は進んでいるのか?どれだけ人間の脳に近づいているのか?結論から言うと、人間の脳みたいに精密にできているかと言うと、NO(ノー)だそうです。日々研究は、進めれられているのですが、人間は愚か鳥や猿、ニワトリやチンパンジーの脳にさえNO!だそうです。

この本は、人間の脳の仕組みを、少し理解し、どれだけ近づけるかという内容です。今、世の中に広く普及しているのが 化型AI、我々が良く知ってるふつうの人工知能です。画像認識、音声認識、チェスや将棋をする、クイズに答える、車の自動運転、株価の予測、etc。普段生活している中でもたくさんありますし、見たり聞いたり使っていたりもします。

もう一つのワード 汎用型AI こちらは、ホンモンのAIで人間の知能と全く一緒か、あるいは、それをはるかに凌駕するものです。例えば、映画の「ターミネーター」にでてくるT-800、猫型ロボットドラえもんとかですかね。できごとを記憶する、ジョークや話を理解する、未来を予想する、高度な推論、嘘をつく、etc。

汎用AIできるのか??今は無理らしく、日々研究は続けられている模様です。

人工知能は高度な計算や記憶することは得意だけど、動物が普段行動する単純な動きは難しい。(これをモラベックのパラドックスという。)

続いて本の構成は、脳についてに移ります。うーむ。これは読んだけど理解が難しい。どちらかと言えば理解したというよりはイメージした感じです。専門分野ではないので上手く説明できないのですが、脳は大脳新皮質(神経が詰まった脳を覆った薄い皮)で覆われている。見たり、聞いたり、触ったり、五感の刺激を受けて、電気信号で脳に送らている。そして何層もあるコラムがたくさんあり、情報をいったりきたり。そろそろ自分の頭の電気回路はスパーク寸前です。とにかく汎用型AI作るんだったら、動物の脳を研究して、近いもん作りゃあ、できるんとちがいますのん。と、いうことです。

大脳新皮質の性質に似た、ディープラーニングというのが科学者たちの中で話題らしいです。英会話の教材スピードラーニングとは、違います。何層かあるコラムをひと層ずつ分けて学習し、次の層に情報を送るみたいな仕組みらしいです。

これまで、人類は産業革命がありましたとさ。第一次 蒸気産業革命 第二次  内燃機関産業革命 第三次 IT技術産業革命 そして、次は 第四次 汎用型AI産業革命?になるではなかろうかと一部でささやかれています。人工知能興味深々。

 

 

 

 

フリーメイソンの秘密 編著者 株式会社レッカ社

友人や職場の仲間などで、たまに話題になる。

フリーメイソン

では、このフリーメイソンっていうのは、一体なんなのだろうか。さまざまな疑問が生まれる。私のイメージで言葉を連想させると、秘密結社、謎の団体、都市伝説、オカルトそんなとこだろうか。知人、友人からたまに話を聞くレベルで、詳しくはありません。

 

フリーメイソンの秘密 編著者 株式会社レッカ社】

 

っていう本に基づき、少し自分の頭に浮かんだ疑問をこの本と照らし合わせて記事を書いていきたいと思います。

 

フリーメイソンとは、どんな団体なのだろうか?

中世ヨーロッパから誕生している。1717年ロンドンで結成された。石工(mason:メイソン)職人から派生した「自由(free:フリー) 」な特権階級を持つ団体。

フリーメイソンたちが本拠とするところを「ロッジ」という。その語源は職人たちが、移動で宿泊する施設(looge)からきている。

初代のグラドマスターはソロモン王である。

フリーメイソンとは、どんな活動をしているのだろうか?

非公開の参入儀式を行う。(まず、入会が決まったら参入儀式を行う)

会員仲間と食事したり、喫煙したり、酒飲んだり、談話したりする。

所属したら月例会に月に一度参加を義務付けられる。そこで得た情報は外に漏らしてはいけない。政治活動、宗教活動、勧誘活動はしてはいけない。

 

フリーメイソンは、悪の秘密結社なのだろうか?

秘密結社とは、存在が秘密にされている組織ではなく。組織の核心となる部分に、秘密事項が存在する団体のことである。これにより、世間と認識の誤差がある。アメリカでは、慈善団体として広く認識されている。病院や福祉などに多額の寄付をしている。

 

フリーメイソンは、日本にもあるのだろうか?

フリーメイソンは現代の日本でも活動している。初めて開設されたのは明治時代のころ。日本のフリーメイソン団体であるメイソン財団(財団法人東京メソニック協会)1955年に設立されている。「全人類が兄弟として友愛し、相互に助けあう」精神のもと、各種の慈善救済事業を行い、現在は50余りの団体や組織を助成している。東京の港区、東京タワー近くにグランド・ロッジがある。

 

フリーメイソンに所属していた、歴史上著名人は誰がいるのだろうか?

アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントン 含むその他十数名の歴代大統領たち

天才音楽家 アマデウスモーツァルト

ドイツの文豪 ゲーテ

世界を牛耳る石油王 ジョン・ロックフェラー

巨大ユダヤ系財閥 ロスチャイルド

ケンタッキーを作った男 カーネル・サンダース

etc

フリーメイソンが、カーネルおじさんってマジっすか?

熱心なフリーメイソンの活動家だったみたい。カーネルおじさんが所属しているフリーメイソンの団体は「シュライン」という慈善団体。その会員バッジが、カーネルおじさんの左胸に、ふたつ、ついている。(ケンタッキーの店の前に置いてある、カーネルおじさんの像に本当あるらしいので、今度ケンタッキーいったときには確認しようと思います。)

 

フリーメイソンは、メディアや雑誌でも取り上げらており、数々の陰謀説もささやかれています。革命や戦争を裏で操っていたとか、都市伝説があります。慈善団体の正義の顔と、悪の秘密結社の悪の顔と、どちらを信じるか信じないかはあなた次第

 

 

   

 

 

段取りの“段”はどこの“段”?住まいの語源楽 著者 荒田雅之+大和ハウス工業総合技術研究所

社会に出て数十年、会社の上司、先輩に何度言われたことだろうか。「段取りを良く仕事しろ!」だの「段取りが肝心、お前は段取りが悪い!」だの。もはや、段取りって言葉が消えて無くなればいいとさえ感じてきた。しかし、この言葉の意味を少し深く知ると、言葉って大事、日本語って素晴らしいって思えてくる今日この頃です。では、実際に段取りって言葉はどのようにしてできたのか?そんな疑問を解決してくれる本が、タイトルがそのままの【段取りの“段”はどこの“段”?住まいの語源楽】です。著者が荒田雅之と大和ハウス工業総合技術研究所のコラボ。普段生活で何気に使っている言葉が建築用語として由来になっていることを、事細かくに解説しております。それが、結構あります。あ、この結構って言葉も元は建築用語らしいのです。こうして、ふっとでるくらい、たくさんあります。本書より引用させていただきます。

 

【段取り】だんどり

意味:物事の順序や方法を定めること、何かに取りかかる心構えや工夫すること 

由来:傾斜地に石段を造成する際に、坂の勾配を見て、石段を何段に設定するかの寸法取りを段を取るという。

 

【結構】けっこう

意味:申し分のないこと 優れていること

由来:結構の結には糸を繋ぎあわせるという意味があり、構には、かまえる木を交互に組み合わせるという意味がある。そこから、住まいをつくりかえるという意味が生じた。

 

【畳み掛ける】たたみかける

意味:物事をつづけざまにする。相手に余裕を与えず行う。

由来:畳むには、積み重ねるという意味もある。掛けるは仕掛けるという言葉であり、畳み掛けるは、重ねて仕掛ける、つまり物事をつづけざまにするという意味である。

 

【几帳面】きちょうめん

意味:物事をすみずみまで気を付け、きちんとするありさ

由来:源氏物語絵巻などで見られる、絢爛豪華できらびやかな几帳がひとつ。もうひとつは面で、面はそれに使用する四角形の木材の角を削って丸みをつけ、さらに両側に段をつけてできた面のこと。

 

【埒があかない】らちがあかない

意味:物事がはかどらないイライラした心境を表す

由来:堀河天皇の寛治7(1093)年 乗尻(のりじり)といわれる騎手が安全と必勝を祈願して行う乗尻奉幣の儀などの後に、全10頭の馬が2頭1組になって速さや作法などで勝敗を競う。その馬場の周囲に廻らした柵(埒とよばれる)が、競馬が終わるまで開かないことから喩えられた

 

【梲が上がらない】うだつがあがらない

意味:ぱっとしない。イマイチ。財力がない人を軽蔑した言い回し。

由来:うだちが転じた言葉。うだちは建物の梁の上に立て、棟木を支える短い束(柱)を指す。うだちは常に棟木に圧さえられている格好になる。棟上げの際にうだちをあげることからも、うだつをあげるという志や立身出世を表す言葉となった。

 

建設で使う言葉もたくさんあるので、建設業で働く人たちにとってもこの本はなじみが多いのではないかと思われます。うだつのあがらねえなと感じてたらこの本みて几帳面に勉強するといいかも。このほかにも用語がたくさんあり畳み掛ける様に段取りして紹介したいのですが、結構、埒があかないのでこの辺で。

 

 

 

 

この人を見よ!歴史をつくった人々伝16宮沢賢治 著者 プロジェクト新・偉人伝

日本の右翼と左翼がわかる本の歴史上人物に、左翼の人物で日本共産党中央委員会議長、宮本顕治(みやもとけんじ)ていう人物がいます。その人が書かれている本だと思い手にとりましたが、全然違う人物で、詩人童話作家。代表作に『銀河鉄道の夜』を書いた人、宮沢賢治(みやざわけんじ)でした。まあいいか、と思い一通り読み終えました。この中に聞いたことのあるフレーズがでてきます。有名らしいのですが。

雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ 欲ハナク 決シテイカラズ

はて、どこかで聞いたことがある、どこだろう、どこだろうと自分の記憶をたどっていくとあるドラマを思い出す。それは、今から二十数年前のドラマ長淵剛出演の「英二ふたたび」である。その中の話で、長淵剛が演じる主人公小川英二が、詩「雨ニモマケズ」の一説を語るシーンがある。本を読んだ後、動画サイトで確認してみたらやはりそうでした。宮沢賢治は、亡くなる少し前この詩を書き、トランクにしまっていたらしい。力強く生き、人のためにつくすという、宮沢賢治の理想の生き方を表現したものではなかろうかと思います。そして彼は熱心な仏教徒だったらしいのです。家がもともと仏教やっていてそれに影響されたらしい。仏教法華経をかなり熟読し信仰していたらしいのです。法華経には人を思いやる心など説かれており宮沢賢治の生き方、彼の作品に反映されていったらしいのです。一文字違いの宮本顕治とはかなり違う人物ですが、雨ニモマケズというフレーズに出会えたのでひとまず良しとしました。