オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 著者 松尾 豊 塩野 誠

東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 著者 松尾 豊 塩野 誠
ビジネス戦略家の塩野誠氏と人工知能専門家の松尾豊氏の二人が対談形式で人工知能(AI)について語っておられる本です。さてさて今やちまたで騒がれている人工知能ですが、確か最近ニュースでも耳にしております。プロの将棋士に勝負し、勝ったとか。医療では、人間が発見するのに時間がかかる病気を早期発見できたとか。今後人工知能はまだまだ発展していくのだそうです。わたくしオハマが一番最初に人工知能という言葉を聞いたのが、今から数十年前 ファミコンゲーム ドラゴンクエストⅣ が発売された時です。ゲームの中でコンピューターにまかせて戦わせるというやつだったんですが、とてもおりこうではない人工知能だったのをよく覚えてます。
この本の中でも特に興味をそそられたのは、
ホールブレイン・エミュレーション 
脳全体を分子レベルでコピーしてしまうというものです。かなり高度な技術らしいのですが、実際にこれからできる可能性が高いということらしいのです。これにより、不老不死も可能だという都市伝説も浮上しているみたいですね。もはやSF映画であった話が現実になる日も近いかもですな。人工知能を人間に近づける為に、研究を重ねていくと人間の脳というのは本当によくできているらしいです。特に2歳児の赤ん坊の言語学習能力というのは、大人ではレースにならないほど吸収力が高いらしいです。そういう人間の脳の仕組みと上手くオーバーラップさせることでより優れた人工知能ができるらしいです。あと、一般の人が思うことが多いのは、人工知能を持った機械が増えれば失業者が増えるのではないかということです。ホリエモンもこの著者も言ってましたが、それは極端にはないそうです。やはりそれを管理してゆくのは人間ですし、それに伴う新しい分野の仕事もでてくるとのことです。
この本を読んで、この二人の対談の中に例えで映画の話がでてきます。人工知能をテーマにした映画も何本かでているみたいで、興味がわきました。また、それも見てみようと思います。

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