オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

仏教から生まれた意外な日本語 著者 千葉 公慈

私たちが普段何気に使っている言葉は、意外にも仏教から生まれているものがあるという。お釈迦様の教えやそれにまつわるエピソードとメッセージが隠されているそうです。日常よく使っている言葉は、そういう深い力が備わっているのだそうです。

ありがとう 大丈夫 安心 不思議 挨拶 希望 我慢 幸福 宗教 上品と下品 玄関 投棄 あばた たくあん 醍醐味 億劫 高座 有頂天 いんげん豆 じゃんけんぽい がたびし がむしゃら どっこいしょ いろは うやむや がらんどう つっけんどん しゃかりき あうん 悪魔 刹那 後生 堪忍 勘弁 火宅 金縛り 爪弾き 開発 実際 工夫 効能 観察 実際 自然 観念 工夫 分別と無差別 結集 三昧

以上の言葉は仏教から由来された言葉らしい

【挨拶】

挨は軽く前に押す 拶は強く相手に迫るという意味である。したがって挨拶とは、互いに押し合って、前に進みでることを原意とするらしい。

こんな深い意味があったとは、挨拶は元気よくするほうがよさそうですね。

【じゃんけんぽい】

料簡法意(りょうけんほうい)仏教語が語源になっているらしい。

人生を左右するほどの何か重要な決断に迫られるとき、正しい答えを即座に引き出すことは、もうすでに人間の能力の域を超えている。そんなときお釈迦様のような神仏にすがり、たとえ結果誤りがあったとしても、それは納得する以外に方法はないと人は往々にして考えた。そこで神聖なる結果として「じゃんけんぽい!」とお釈迦さまの意思をあらわそうということらしい。

ジャンケンにこんな由来があるとは驚きですね。

【どっこいしょ】

六根清浄(ろっこんしょうじょう)仏教語が語源らしい

六根とは人間のもつ6種の感覚器官 視覚 聴覚 嗅覚 味覚 触覚 思考 これらの感覚はあくまで脳内に表現された感覚の集まりなので、平常心で澄み切った心で真実の世界を表現しろということ

ふだん立ち上がる時どっこいしょって、言っているがこんな深い意味があったとは驚きですね。

【三昧】

いかなる出来事に出会っても波打つことない心理状態を保つこと、いつも安定して目の前のことがらに集中し続けることをいう。

無心の集中力。過分な欲求は、かえって目的を遠ざける。過分な欲求を捨てる無心とは、自分を信じるという勇気で心満たすことである。

また、自分が思うにこの殺伐とした世の中では相手を信じるということもまた勇気がいることではないだろうかと思う今日この頃。 

勉強になります。