オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

夜を乗り越える 著者 又吉直樹

株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のコンビ 【ピース】で活動するお笑い芸人 又吉直樹氏が出版している本

夜を乗り越える

読ませて頂きました。この本が出る前に【火花】という作品で芥川龍之介賞を受賞し、一躍世間に注目を浴びました。

実は、私【火花】という作品は、まだ読んだことはありません。この本の帯に書かれていた、なぜ本を読むのか?というサブタイトルみたいな物にひかれた為、読もうと思いました。

又吉氏は昔から文学が大好きで、本を読まない人でも聞いたことがある、太宰治芥川龍之介三島由紀夫などたくさん読んでいたそうです。たくさん小説を読むことにより、いろんな人生の経験が出来てしまうというところに魅力があるそうです。著者たちがいろんな人生の体験を教えてくれるらしいのです。確かに、本をたくさん読む他の著者の人も同じことを言ってました。

あと、文字による表現力です。芸人である彼は文章を具現化し、体で表現し笑いをとっておられます。小説の中には、著者の様々な文章による表現があり、学ぶことができるのだそうです。そんな又吉氏がこの本で使っていた表現に自分も凄いなと思うものがありました。それは、『時間の余裕』という彼なりの表現です。

その当時の僕には、雨上がりの空に虹がかかり、その虹が完全に消え去るのを眺めていられるほど時間に余裕がありました。

センスのいい文章や言葉をさらりと表現できる人は、いいっすね。

【火花】を読んでいない理由の一つとして、自分には小説を読むのは苦手という意識があります。小説には、自分にハッとくる文章の表現があるという事に気づく事ができたので、自分なりの夜を乗り越えることが出来たのかなと思いました。

もう一つ、教わったのは、アホな奴ほど本を読めということです。