オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

コンピューターで「脳」がつくれるか 著者 五木田和也

最近よく耳にするようになってきた“人工知能”という言葉。関東の方の建築業者が、材料を運搬する人工知能ロボットを導入したとか。医療で人が見つけるのに苦労する病原体を、あっさりみつけたとか。プロの将棋士に勝ったりとか。

はたして現段階でどれ程人工知能は進んでいるのか?どれだけ人間の脳に近づいているのか?結論から言うと、人間の脳みたいに精密にできているかと言うと、NO(ノー)だそうです。日々研究は、進めれられているのですが、人間は愚か鳥や猿、ニワトリやチンパンジーの脳にさえNO!だそうです。

この本は、人間の脳の仕組みを、少し理解し、どれだけ近づけるかという内容です。今、世の中に広く普及しているのが 化型AI、我々が良く知ってるふつうの人工知能です。画像認識、音声認識、チェスや将棋をする、クイズに答える、車の自動運転、株価の予測、etc。普段生活している中でもたくさんありますし、見たり聞いたり使っていたりもします。

もう一つのワード 汎用型AI こちらは、ホンモンのAIで人間の知能と全く一緒か、あるいは、それをはるかに凌駕するものです。例えば、映画の「ターミネーター」にでてくるT-800、猫型ロボットドラえもんとかですかね。できごとを記憶する、ジョークや話を理解する、未来を予想する、高度な推論、嘘をつく、etc。

汎用AIできるのか??今は無理らしく、日々研究は続けられている模様です。

人工知能は高度な計算や記憶することは得意だけど、動物が普段行動する単純な動きは難しい。(これをモラベックのパラドックスという。)

続いて本の構成は、脳についてに移ります。うーむ。これは読んだけど理解が難しい。どちらかと言えば理解したというよりはイメージした感じです。専門分野ではないので上手く説明できないのですが、脳は大脳新皮質(神経が詰まった脳を覆った薄い皮)で覆われている。見たり、聞いたり、触ったり、五感の刺激を受けて、電気信号で脳に送らている。そして何層もあるコラムがたくさんあり、情報をいったりきたり。そろそろ自分の頭の電気回路はスパーク寸前です。とにかく汎用型AI作るんだったら、動物の脳を研究して、近いもん作りゃあ、できるんとちがいますのん。と、いうことです。

大脳新皮質の性質に似た、ディープラーニングというのが科学者たちの中で話題らしいです。英会話の教材スピードラーニングとは、違います。何層かあるコラムをひと層ずつ分けて学習し、次の層に情報を送るみたいな仕組みらしいです。

これまで、人類は産業革命がありましたとさ。第一次 蒸気産業革命 第二次  内燃機関産業革命 第三次 IT技術産業革命 そして、次は 第四次 汎用型AI産業革命?になるではなかろうかと一部でささやかれています。人工知能興味深々。