池上彰のやさしい経済学①しくみがわかる 著者 池上彰
はじめに、本を手に取りパラパラっとめくって中身を見た印象は、読みやすそうと思いました。はじめて経済学を学ぼうとする人にもわかりやすそう。この人(池上彰)の本は、何冊か読みましたが、どの本も初心者向けで、わかりやすさはあると思います。本をよく読みはじめてこういう系の本にもいろいろ読んできました。聞きなれない言葉がづらりとあったり、専門用語がたくさんで、全くチンポンカンポンなのが多いです。
以前読んだ、【読書の技法】佐藤優にも書かれていました。難しい専門書を読むには、それなりの基礎知識がいるのだと。つまり、基礎知識も身につけていない私のようなバカチン野郎が専門書を読むのは、まるで普段運動していない、中年オヤジがたいしたトレーニングもせずに、長距離マラソン走るようなもんだと。そりゃあ、当然ばてます。火を見るよりも明らかです。
本を読んで知識を身につける、第一歩としてまずは、入門しやすい本を選んでいくことが大切です。この本のタイトル通り、やさしく書かれている気がいたしました。
この本の内容をざくっと
経済学とは、なんだろうか?経済学とは金儲けのだけの学問ではない。
資源の最適配分を考える学問である。
資源には限りがあり、どのうように有効に使えばいいのか、考える学問である。
経済学とはその時代の問題に応じた処方箋である。
富とは消費財、輸出だけではなく、輸入によっても国は豊かになる。
「見えざる手」自分の利得のことだけを考えてみんな働いている。それは社会的分業になっている。みんなが自分のことを考えて一生懸命やっていると、結果的に見えざる手に導かれて世の中がうまくいく。
ドイツの経済学者、哲学者カール・マルクスについて
巨大資本家はこうしてその数を減らしながら、この変容過程がもたらすいっさいの利益を奪い取り、独占していくのだが、それとともに巨大な貧困が抑圧が、そして隷従と堕落と搾取が激しくなる。(「資本論」より)
マルクスは資本主義をひっくり返し共産主義の世界を作ろうと提唱した。
イギリスの経済学者 ジョン・メイナード・ケインズについて
雇用の創出をするために公共事業への積極的な財政出動を主張した。主著に『雇用、利子および貨幣の一般理論』
米ニューヨーク出身の経済学者 ミルトン・フリードマンについて
「新自由主義の旗手」と言われている。政府は国民の自由を尊重する。経済を自由にすると主張した。自由な市場経済は結果的に言論の自由を守ることになる。
うむ。昔からその時代に適した、経済学者がいろいろおったということじゃな。正直マルクス以外は初耳です。
近所のコンビニで缶コーヒー買うのも立派な経済活動じゃな。お金を回すっちゅうことは。
このお金、立派な経済活動の投票券
池上彰のやさしい経済学 1 しくみがわかる / 池上彰 イケガミアキラ 【本】
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