知識ゼロからの精神分析入門 監修 鈴木晶
今回は【精神分析】の本を読みました。前回読んだ【心理学】の本と似ていて、内容はいくつか重複してました。
読んだ感想は、イラスト&説明のページがたくさんありましたので、わかりやすいと思いました。確かに知識ゼロの人が読んでも、内容が頭に入りやすそうでした。
本によると、どうも、人間の行動は無意識の支配を受けているらしいのです。最近、ニュースなんかで、政治家が、とんでもない発言をして非難を浴びているのをよく見たりします。何気なくおもわず口走って、後で必死に謝罪や弁解をしています。精神分析をすると、これらには無意識の願望が隠されているのだそうです。本人でも制御できない、この無意識の力が働いたらしいのだそうです。けっこうこれが本音だったりするものです。
精神分析の祖・フロイトが研究し分析した結果によるとそうらしいのです。
本全体は、フロイト精神科医の精神分析学に基づき進められていきます。
ただ、フロイトの精神分析学は、世間から反発されるような内容があったみたいです。
その一つ 幼児期の体験がその後の性行動を左右する
幼児性欲は大人の性欲と違う。おしゃぶりへの欲求などを幼児性欲とする。発達段階で性格が決まるとのこです。
口唇期 0~1歳半ごろ 母乳の乳房を吸うこと、噛むことで快感を得る。子供は、この時期に口と唇を通じて母親と密接な感情的なつながりをもつ。固着した場合の性格は、おしゃべり、食道楽、愛煙家、酒飲み。
肛門期 2~4歳 排泄のコントロールを覚える時期。排泄したり、逆にためこんだりすることに興味をもち、排泄時の肛門に快感が集中する。固着した場合の性格は、ケチ、几帳面。
男根期 3~6歳 性器に対する好奇心が芽生え、男性性器に注目するようになり、男女差を意識するようになる。エディブス・コンプレックスの形成や去勢恐怖心が始まる。固着した場合の性格は、見栄っ張り、競争心や嫉妬心が強い。
潜伏期 6、7~ 12、13歳 この時期に入ると、子供の性欲が一時期に停滞し、潜伏する。固着した場合の性格は、性欲の休止期のため、とくに性格類型はない。
性器期 12歳~ 思春期になると再び性欲と身体的な発達が開始される。性欲が性器に集中し、性器の結合を目指す性欲が発達する時期。固着した場合の性格は、健康な性格、依存心が強い。
ほんまでっか?って感じですね。子供の頃に、この過程で少し留まっていた場合、それがいわゆるフェチになったりするのだそうです。例えば、口唇期をすぎて大人になっても口は性感帯になりえるのだそうです。キスやオーラルセックスで満たされるのは口唇性欲なんですって。
無意識のフェチデビル 性欲の唇
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