超訳ニーチェの言葉Ⅱ 編訳 白取晴彦
今までの自分の価値観を跳躍させてみたいと感じるときとか、良い言葉に触れて心を感化させてみたいという欲求にかられたとき、偉大な先人の言葉を読みたくなる様な気がすると思います。
この本が、初版で発売されたのは2012年8月、今から6年程前になる。
6年前に、この本を購入した。(その当時110万部売れていた)
その時の自分は、おそらく冒頭で述べた気持ちになり本を購入したのだろうと思われる。つまり再読である。
再読だけど、内容を全然覚えてませんでした。完全に初めて読むのといっしょでした。
今読んでも難解なワードがでてくるのが目につく。以前の読書馴れしていない自分なら、なおさらな気がいたします。
ニーチェのフルネーム意外と長い。
舌噛みそうになるし、フルネーム覚えれそうにない。
本の構成は、全9章で作られている
Ⅰ生について
Ⅱ愛について
Ⅲ己について
Ⅳ言について
Ⅴ人について
Ⅵ知について
Ⅶ世について
Ⅷ美について
Ⅸ心について
オハマが特に、読んで感化されて突き刺さった言葉が多かったのは、Ⅴ章の人についてだった。社会にでるといろんな人間にでくわす。そういう人間たちと共存していくには、対処する知恵がいるわけです。100年以上の前の哲学者ニーチェさんは、役立つ知恵を授けてくれてます。
以下本文より
・狡猾な人の本質
狡猾な人間というのは、決して複雑な人間ではない。いつも真っ先に自分の利ばかりを考えているという意味で、実は単純な人間にすぎない。
・本当に楽しめない人は悦楽を追い続ける
その人は本当に自分を喜ばせる事柄に出会っていないし、見つけてもいないのだ。
・他人の不幸を喜ぶ心理
他人の不幸を喜ぶ人は、自分の中に不如意への不満、非力であることの苦痛、充実していないことへの不満、さまざまな不平と鬱屈を隠し持っている。だから、他人の不幸を知ると、ふだんの自分のそねみやねたみがやわらげられるのだ。
・人は変われる
どんな歳になろうとも、人間は限りなく変わることができる。
自分自身が望むなら、そうなりたいという意志を持つならば、自分はいかようにも変貌し、より高みに昇っていくことができるのだ。
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