オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

総理にされた男 著者 中山千里

今回のブログの記事は、初めてのジャンルの投稿『小説』。

小説は読まず嫌いだったのだが、今回読んでみて

意外と楽しく読めた。

オハマは、本を選ぶときは書店から選ぶ。

小説コーナーに『総理にされた男』を発見。

本の帯に、池上彰がコメントしてた。

「もしあなたが、突然総理になったら。

そんなシミュレーション小説です。」

面白そうだなと思い購入。

 

タイトルからいきなりネタバレ感が否めない。

総理似の売れない役者がいきなり政府に拉致られ

本物の総理の替え玉にされてしまう。

どこまで紹介していいのやら。

現実とシンクロしてリアルです。

国民党と呼ばれる政党は自民党だし

民政党民主党でしょ。

 

5章の構成になっとります。

1章VS閣僚

2章VS野党

3章VS官僚

4章VSテロ

5章VS国民

オハマは4章のテロが一番面白かった。

テロが起こったとき現状日本ってなんもできんだろな。

考えさせられるっス。主人公も相当苦悩するし、章の中で一番ハードな相手。

 

主人公に頼れる味方が二人いて、一人は本物総理を慕ってた官房長官

一人は政治の詳しい大学の同級生。この二人がセリフの中で

さりげなく読者と主人公に政治や経済の説明をしてくれる。

政治のこと詳しくない人でも安心して読めると思います。

 

政治家のイメージは、自己保身で胡散臭い。

でも最初は、世のため人のためと青臭い志があったはず。

派閥、権力争いや金、裏切り。初心を忘れ汚れてく。

主人公はいきなり総理にされちゃったもんだから、エゴもなく

痛快に戦っていきます。

世の政治家が主人公加納慎策みたいな人で溢れますようにと願う

今日この頃。


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