オハマの読書無双

知能は一般人以下のチンパンジーレベルの中年男性オハマが読んだ本を記録する読書ブログ

リフレイン 著者:五十嵐貴久

【213冊目】

【小説】

【リフレイン】

五十嵐貴久

 

◎本の内容を紹介

リカという作品のシリーズ第6弾。この作品にはリカというとんでもない純愛モンスターがいる。思い込みが激しく好きになった人間に執拗につきまといストーキングをする。その過程で出会った人間のほとんどが悲惨な目にあってしまう。ていうかぶっ殺される。しかもかなりエグイ殺され方をする。過去作品の物語の時系列は、前後していて第1弾【リカ】から数十年前の物語となる。

 

第1弾【リカ】2000年頃の話 第2弾【リターン】2010年頃の話

第3弾【リバース】1975年頃の話 第4弾【リハーサル】1995年頃の話

第5弾【リメンバー】2020年頃の話 第6弾【リフレイン】1990年頃の話

 

リカの看護専門学校時代の話になっている。どの時代のリカも無茶苦茶だが、今回は物語史上最多の死者数がでているのも大きな特徴。看護専門学校で大きな火災が発生し、教職員生徒合わせて124名が焼死した。その中で唯一生き残った生存者がその事件について語られる。途中でインタビュー取材なものが要所に入り、事件の真相に近づいていく。

 

◎選択した理由

オハマはこの作品のシリーズが大好きだからである。もちろん全作品全て読破している。小説をこんなに熱中して読んだのもはじめてっす。小説をたくさん読みたいと思ったきっかけの作品でもある。

 

◎印象に残った部分と感想

純愛の裏返しは、憎悪。それは誰にでもある感情じゃあないのかなと思った。それが激しく行き過ぎた場合、時に狂気の感情が爆発する。誰の心に眠っている負の感情の爆発それこそがリカというものではないかと思った。読んでいて感じたのだがリカは近くに存在している。

 


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