内閣〈色気仕掛け〉ハニートラップ担当局 著者:桜井真琴
【220冊目】
【官能小説】
【内閣〈色気仕掛け〉ハニートラップ担当局】
【著者:桜井真琴】
◎本の内容を紹介
※以下本のカバーを一部引用
内閣の広報菅だった礼香は、ある出来事によって部署に左遷された。
通称「ハメ担」━政権にとって危険な人物に接近してハニートラップを仕掛け、弱みを握って黙らせる超法規的部署だった。元AV嬢や、元自衛官、クスリでつかまった元グラビアアイドルもいるこの部署で男を悦ばせるテクを覚え込ませられ、様々な色の罠を仕掛けていく…書き下ろし官能エンタメ!
官能エンタメなので、物語が少し進むとすぐことが始まるの繰り返しである。
しかし、読んでると実際にハニートラップがあるのではなかろうかと思えるような素晴らしい作品である。政治の闇を表現をしているところがその点である。例えばメディア、テレビ放送局、公安などが裏でしっかり繋がっていると表現しているところ。
陰謀論好きのオハマには、心揺さぶられる感じだった。
◎選択した理由
以前から、官能小説にチャレンジしてみたかったから。でも読むのは気恥ずかしい。しっかりブックカバーを装着した。これさえしておけば横からチラリとのぞかれても字ばっかなので気にならない。病院の待ち時間でも堂々と読むことができる。
官能小説では、どの様なワードが使われているのか興味があった。
口惜しい。剛直。甘未の電流。クロッチ(股布)。漆黒の妖艶。淫靡。透明な先走り。
など多くの言葉をオハマは吸収した。
◎印象に残った部分
性行為の表現が、露骨な言葉ではなく妖艶な感じで表されていたこと。時にリアルな言葉も織り交ぜながら迫力満点なとこが良かった。物語の中でレイプ防止用のグッズがでてくる。これがエグイ。ペットボトルの蓋みたいな物の底に、カミソリを仕込んでおきそれを女性器の中に入れる。男性器が挿入したら先っぽが切れるという仕組み。そのグッズが印象的だった。
政治物のと官能のミックスっていう作品に興味をそそるので、それに類似した作品もこれから読もうと思う。