本当は恐ろしいイソップの教訓 著者 樺 旦純 (かんば・わたる)
イソップ物語を参考に、心理学でひもといていくという内容です。
イソップ物語なら、私も子供の頃、読んだことがあります。有名なのが、
「うさぎとかめ」「北風と太陽」「ロバを売りにいく親子」などなど
なかでも「うさぎとかめ」は代表作ですね
あと、ドラマ「スクールウォーズ」にイソップという、ニックネームをつけられていた人物もいましたね。
イソップ物語は、エピソードが350話ほどあるらしいのです。なんと作者のイソップは、紀元前6世紀に前後に実在した人物で、奴隷出身だそうです。
はるか昔に、書かれた作品ですが、現代に生きる人々の教訓になるのが、素晴らしい気がいたします。
エピソードの中には、こういう似た状況って、経験したことあると思います。あるいは、それを目の当りしたこともあります。その時、自分はどういう行動を取るのが正しいのか、悩むこともあります。そんな時は、イソップ物語から学ぶ、教訓、戒めが、役に立つのではと思う、今日この頃であります。
あと、この本の著者の名前が、読めないですね。【樺 旦純 (かんば・わたる)】読み方が書いてないと、まず読めないでしょうね。かんばってキーボードに入力したら、一発で、でてきましたが、これが一発で、でてこんかったら探すのにそりゃあ、大変でしょうな。
この本で、収録されてたエピソードは、約50話ほどでした。そんなかでも特に気に入ったエピソードをふたつ紹介したいと思います。
「キツネとぶどう」
ある飢えたキツネが高いところにぶどうの房が下がっているのを見て、それを手に入れようと思ったが、手が届かない。
そこで、キツネは「あれはまだ熟れてない」と負け惜しみをいいながらそこを立ち去った。
【教訓】負け惜しみは現実の自分を見失う
自分の欠点や失敗は素直に認めず誤魔化すと、自分を見失う。
「サルとラクダ」
動物たちの集会が行われた時、サルが立ち上がって踊りを披露した。
他の動物たちは、身のこなしの軽いサルの動きに感心して、拍手喝采を送った。それを見て、羨ましく思ったラクダは、自分も同じように立ち上がって踊りはじめた。ところが、サルの踊りは似ても似つかず、大きな身体を不格好に揺るがすだけだった。
「この下手くそ!踊りはもうえぇんじゃ!」
「さっさと引っ込め、このバカチンが!!」
ラクダは称賛を浴びるどころか、ほかの動物から野次を浴びて、こん棒でケツしばかれる羽目になった。
【教訓】他人を気にしすぎてもろくなことはない。
人は誰もが他人に自分の存在を認めてもらいたい。他人の視線を気にかける。ろくなことがなく、これも自分を見失う。
エピソードの多くは、外部的要因で自分自身の考えや、判断を迷わすことがほとんどです。それに振り回されると自分を見失うことがあるということでした。
段取り八分 仕事は腹八分
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