溶ける大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 著者:井川意高
【241冊目】
【ノンフィクション】
【溶ける大王製紙前会長 井川意高の懺悔録】
【井川意高】
◎本の内容の紹介
四国にある大手企業大王製紙の社長が、カジノに狂ってしまい、転落していく実際にあった話。
大手企業の一族に生まれ。親父もじいちゃんもそして本人も見事に社長の座についた。親の七光などではなく、親父の厳しいスパルタ教育により東大にも入った。東大卒業して、家業を継いだ。名古屋の赤字の子会社を立て直した。苦労に苦労を重ね社長に就任した。ビジネスにおいては敏腕で、そこに至るまでは順風満帆だったがマカオでカジノの味を知ってしまい一気に転落していく。会社の金に手をつけてしまう。その金額は約106億円と、とんでもない数字。特別背任罪で逮捕され、刑務所いきに懲役4年実刑をくらう。
◎選択した理由
youtube大学で中田敦彦が紹介してて、面白そうで読もうと思ったから。
◎印象に残った部分と感想
ジャンケットと呼ばれるカジノとプレイヤーを仲介する人がいるというのを知った。ジャンケットはプレイヤーの身の回りの世話をしたり、マネージャーみたいな動きをする。ポイントはプレイヤーが資金が尽きたとき、カジノに借金の段取りをしたりすること。ジャンケットとカジノはグル、プレイヤーの負け金額の何パーか貰えるらしい。
カジノにVIPルームというレートの高い極秘部屋があって、大物政治家や芸能人などがこっそり遊べるところがあるとのこと。負けても帰りの交通費はツケで払ってくれるらしい。お出迎えは超VIPで高級外車でやってくるらしい。更にお金を借りるシステムがあるのだから、中毒性は高いと思われる。
オハマもパチンコをたまにするが、なくなったらやばい状況ほど脳汁がでる気持ちは良くわかる。