フローゴルフへの道 著者:ジオ・ヴァリアンテ 訳:白石 豊
【238冊目】
【心理学】
【フローゴルフへの道】
【ジオ・ヴァリアンテ:白石 豊】
ジオ・ヴァリアンテという心理学者が書いた本。彼はゴルフのメンタルトレーナーであり、数々の一流のトッププレイヤーを優勝に導き、PGAツアーにおける最多勝スポーツ心理学者に輝いた。とんでもなくハイスペックな人である。
そんな彼が書いた本を和訳したのが、白石豊(しらいし ゆたか)
オリンピック、プロ野球、サッカーワールドカップなど数々のトップアスリートを輝かしい成績を残したことに貢献した。一流メンタルトレーナーである。
そんな彼らが書いた本なので、メンタルのことに関してかなりの説得力がある。
事細かく説明され、難しい言葉でも書かれてないので頭に入りやすい。
ページもボリュームがあり、いろんな事が書かれてる。
重要なところをかいつまんで言うと、プロ、アマチュアを含めゴルファーには2種類存在するのだと。
1つ目は、熟達ゴルファー。2つ目は、エゴゴルファー。
名前だけでも聞くとなんとなく察しがつきそうなんだが。
熟達ゴルファーとは、一打一打を大切に集中しプレイするゴルファーである。
ミスや失敗があったとしても自分を受け入れ、次に繋がげる成長の糧とする。
スコアに左右されず優勝を意識せず、目の前の一打に集中する。
いわゆる【フロー】という。これを日本ではゾーンとか言ったりもする。
この状態に突入すると周りから雑音が消え、無心で自分の思い描いてる通りショットができるそうな。
エゴゴルファーというのは、その全く逆でスコアを意識したり、優勝してやろうとイキがったり、周りからプレッシャーを感じたりの凡人プレイヤーである。
北斗の拳のアミバも言ってたけど、凡人が天才に勝てる訳もない。エゴゴルファーはミスを連発すると人のせいにしたり、スランプに陥りスコア大崩れするのである。
フローが重要、フローに入るための練習、ルーティンなど心がける。
繰り返し本書で語られるワードである。それがフロー。
ゴルフ上手くなりたい人は是非熟読をすすめる。