秋本治の仕事術『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由 著者 秋本治
【180冊目】
【秋本治の仕事術『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由】
【秋本治】
まがい物ではなく正真正銘本人が書いた本である。
オハマも『こち亀』は大好きである。
週刊少年ジャンプの連載は聞くところによると相当きっついらしい。
作者が一番苦しめられるのが、締め切りらしい。
他にもネタとかネームを考えなければならない苦労もある。
タイトルにもあるが、なぜ?40年間休まず週刊連載を続けられたのか?
根がまじめでやさしい、アシスタントにもやさしい。
スケジュール管理を徹底しており、必ず締め切りを守る。
締め切りの予定日よりも余裕をもって原稿を納品するのだと。
こうすることによって、イレギュラーな仕事にも対応できる。
きっちり締め切りを守ることによって、編集者と信頼関係ができる。
時間もかならず守る。逆に時間を守らないアシスタントは雇わない。
変化を恐れず、新しいものに積極的にチャレンジしていく。
最新の情報を手に入れるのが好きで、読者にそれを伝えたい思いで
作品にどんどん取り込んでいく。
この姿勢は、他業種でも役に立つことばかりである。
『こち亀』の主人公、両さんとは逆にすごく真面目でストイックな人だという
印象を受けた。